熊本大学文書館・<水俣病>研究プロジェクト (HOME)




   日本におけるメチル水銀中毒事件研究 2020   


4つのテーマで最前線を報告

 水俣病研究会= (2020年)
弦書房 定価 2000円+税
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 地球上の水銀汚染は継続しており、しかも問題はしだいに深刻になりつつある。- - - <水俣病>事件をはじめとする過去の水銀汚染事例は、非常に重要な参考事例になると思う。そういう点からも<水俣病>事件は、国際的にもう一度新しい光が当てられ、- - - どのような調査研究が行われたか。その結果、今後の地球上の水銀汚染防止に役立つようなデータや、研究成果が存在するかが改めて問われる時期がやってくると思われる。 - - - - - - - - (本書から)


「日本におけるメチル水銀中毒事件研究」の刊行にあたって 富樫貞夫
Ⅰ 「工場廃水に起因するメチル水銀中毒」を名付ける行為についての試論
   向井良人
Ⅱ 水俣病特措法の成立とその後
   石貫勤也・隅川俊彦
Ⅲ 水俣湾埋立地と熊本地震
   東島 大
Ⅳ 世界の水銀汚染と水俣条約 —— いまなぜ水銀が地球環境問題化しているのか
   井芹道一
 <水俣病>からメチル水銀中毒症へ思考転換を —— あとがきにかえて 有馬澄雄

 
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