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香爐(かうろ)の秋 |
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この「香爐の秋」は、男声合唱組曲『四月の顔』の最後の曲です。大手拓次(1887-1934)は、大正から昭和中期の詩人。北原白秋や萩原朔太郎によって見出されました。しかし、生前詩集が刊行されることはなかったようです。この「香爐の秋」を収録する『藍色の蟇』もその死の翌々年に刊行されました。今に思えば、この演奏は、その詩集の刊行から三十年余りしか経っていなかったようです。この曲を作曲した林宏太郎は、1967年夏に当合唱団に来て演奏を直接指導しました。
演奏は 50年以上経った古い音源から再生したものですが、最近の新しいソフトによってノイズはかなり低減されております。 |